「なりたい自分」って何だろう?

皆さま、こんにちは。
前回ようやく梅雨が明けましたねなんて書いたのに、気が付けば8月も終わろうとしています。
今日の新宿御苑のお花は「仙人草」です。
名前の由来は痩果に付く綿毛を仙人の髭に見立てたことによるそうです。
確かにこのお花を見ていると、ほわ~っとした繊細な雲に乗った仙人を想像できますね。
私は仙人って憧れてしまいます。
私の想像する仙人は、何事にもとらわれず、何も所有せず、自由で飄々としていて、智慧がある人って感じ。
ここだけの話、私は仙人みたいになりたいな~って思います(;^ω^)

ところで、「なりたい自分」があったとしたら、それはどこから来たものでしょうか?
女性ならダイエットしてとてもスタイル良くなりたいとか、エステして美肌になりたいとか、あるいは一生懸命勉強して資格を取ってビジネスの第一線で活躍する人になりたいとか、優しいお母さんになりたいとか。

男性だったらやっぱりビジネスで成功したいというのが多いのでしょうか?
年収1千万円とか・・・?

それで、なりたい自分になれたとしたらどうなるのだろう?

美しくなったら人に褒めてもらえる?男性にモテる?たくさんの人から注目を集める?

年収1千万になったら、なんでも好きなものが買える?

いえ、たぶん年収1千万に憧れるのもステータスのためというのが大きいのではないでしょうか?

ステータスがあると人から認めてもらえる。

要するに、なりたい自分の最初の動機にして最終の目的は人から認めてもらうこと、自己承認欲求だったりします。

一番手ごわいのは自己承認欲求。

その裏には、無意識で今のままの自分では価値がないという自己無価値観があります。

幼少の頃に親からあるがままの自分を無条件で認めてもらえた人はそれほど強迫的な上昇志向は持ちません。

そして、無意識の自己無価値観があるのにそれに気づかないままどんな努力をしても、たとえ年収何億円とかになっても本当の満足は得られません。

自分の中にずっとある自己無価値観を認めて、自分のハートの辺りにある空虚感と向き合い、その感情をしっかりと抱きかかえらえられるようになると行動に駆り立てられることは減っていくでしょう。

特別な自分にならなくても、今の自分でOKという気持ちになると、「自分」に対するこだわりが減って、なりたい自分になるために努力するのではなくて、今ここの目の前の状況に対して自然に湧いてきた興味関心から行動を起こしたり、必要のない時は空でも眺めてボ~っとしたり、自由な心が広がっていくでしょう。

なんて言ってる私自身もまだまだ自分に拘ってますけどね…(^^;

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