どんな状況からも学び、できることをする

私の大好きな新宿御苑は桜の満開の時期から新型コロナウィルス感染防止のために閉園なってしまいました。
今頃園内はきっと八重桜が満開の頃ですが中に入れないのは悲しい限りです。
今日の写真は、お情けで開かれている御苑の外側を流れる玉川上水のある散策路にあるカエデの若葉です。
人間の世界は大変な事態となっていますが、自然は静かに己の役割を粛々とはたし、調和のある世界を作っています。

今年の初めから始まった新型コロナウィルスの感染拡大は、世界中を巻き込んだパンデミックにまでなってしまいました。

罹患された方々やお亡くなりになられた方々、またそれらご家族の皆様にはお見舞いとお悔やみを申し上げます。

また、医療や介護など最前線で働いていらっしゃる方々、感染の危険を感じながらライフラインに関する重要なお仕事をされている方々は本当に大変だと思います。
改めてそれらの方々にはお礼を申しあげたいと思います。有難うございます。

この出来事によって大なり小なり全ての方が影響を受けています。

自分が感染してしまうんじゃないかという不安に加えて、この先暮らしていけるんだろうかとか、仕事はどうなってしまうんだろうとか、色んな心配が渦巻いていることと思います。

でも、使い古された言葉ではありますが、ピンチはチャンスです。

当カウンセリング・センターでも人との接触を減らすためにオンライン・カウンセリングのサービスを始めました。

多くの会社ではテレワークを導入し始めました。

以前からテレワークの可能性について言われていても、多くの企業はこれまでの習慣を変えることに積極的にはなれなかったのでしょうが、今は必要に迫られて導入に踏み切らざるをえません。

学校は休校、大きな店舗も軒並み休業、イベント関係はほぼ全て中止。

多くの方々の痛みを伴っている今回の事態ですが、その気になれは学べることは必ずあるはずです。

小さなことで言えば、全国でマスクが手に入りづらくなって久しいですが、色んな手作りマスクのアイデアを発信する人が現れて、国内ばかりでなく海外の方からも様々なアイディアがシェアされています。

必要に迫られてではありますが、創造性が発揮されている出来事です。

私自身でいえば、この機会に使い捨てマスクから卒業することにして、裁縫は苦手ながらも手作りマスクを何枚か縫いました。
思えば昔は布マスクが当たり前でした。

まあ、アベノマスクはあまりいただけませんが、手作りすると愛着も湧いていいなぁと思っています。

私たちは知らないうちに使い捨て文化を当たり前のように受け入れていたのだということに改めて気づきました。

大きなことで言えば、スペインはベーシックインカムを導入する方向だというニュースが流れました。
全国民に最低限の生活費を配布するという、そんな夢のような制度があるのかと思いましたが、スペインでは現実味を帯びているようです。

また、飲食業の休業に伴って行き場を失ってしまった食材の消費を助けるために、そういう商品を直に売買するためのSNSページも立ち上がり、何万人もの人がグループに参加しています。

ロックダウンされたイタリアでは、ベネチアの川の水が透明になってイルカの姿が見られたり、中国武漢の大気汚染が軽減したり、インドでも空気が澄んでヒマラヤの山並みが数十年ぶりに臨めるようになったりと、自然にとっては良い兆候がたくさん見られています。

どんなに大変でも、その状況でできることを探し、状況を楽しむ心意気がほしいところです。

そういう前向きな気持ちは免疫力を高めることにもなることと思います。

そして、地球というコンピューターが「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押したようにリセット・再起動されて、新しい世界に生まれ変わることを願っています。

お問合せ先
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◇新宿御苑前カウンセリング・センター
〒160-0022東京都新宿区新宿2丁目1-2 白鳥ビル4階
TEL : 03-4405-6948
http://counseling-sinjyuku.jp/
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