諦めることも悪くない

7月もあと5日で終わってしまいますが、関東甲信越地方の梅雨明け宣言はまだ出ないのでしょうか?
でも昨夜の都心は今年初めての熱帯夜だったそうで、今朝は眩しい太陽の光で朝5時台には目が覚めました。
新宿御苑前通りにはサルスベリの花が咲きだして、このお花が咲きだすと真夏がやってきたな~と実感します。

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さて、私はいつも自分の思考の枠組みに気づいてほしいと言っています。

その枠組みとは本当にあらゆることです。

あまりに当たり前と思っているためにそれが単なる思考の枠組み(思い込み)に過ぎないと自覚するのは結構大変なことです。

ひとつの例として、諦めること。

「決して諦めないことが大切」という言葉はよく耳にします。

まあ、諦めないことが大切なときはあります。

でも、「諦めが肝心」と言われるときもあります。

え~っ、どっちが本当なの~???と困ってしまいますよね。

それはその人のその時の状況によって違います。

どちらか一方に頑なにこだわっていると苦しみが生まれます。

現代の日本の風潮では「決して諦めないこと」の方が美徳として語られる気がします。

頑張って、頑張って、頑張って、でもダメだったらきれいさっぱり諦める。

その時の「諦め」は「明らかに見極める」ということ。

頑張っても得られないものをいつまでも諦められないのは「執着」となります。

何かを諦めた時、とても悲しい気持ちになります。

もし悲しかったらとことんその悲しみを感じ切りましょう。

自分の悲しい気持ちをちゃんと感じることは、それまでの古い自分・古いアイデンティティー、「目標に向かって頑張っている私」が死ぬことです。

悲しむことは、古い自分を失ったことに対する喪の作業です。

それをやり切ると、また何か新しいことが始まります。

人生は続いています。

新しい自分が生まれ出ます。

成功にも失敗にも同じ価値があります。

何かを失った人は、それだけ決断することができるようになります。

そして少し強くなって、人に優しくもなります。

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