もうすぐ夏至です
今週末、6/22は夏至です。
一年で一番昼間の時間の長い日。
この季節、新宿御苑では大きな松の木に青々とした松の実がついているのが見られます。
茶色くて傘の開いた松ぼっくりしか見たことがなかった私は初めてこれを見た時はなんだかとても嬉しくなりました。
松ぼっくりというのは古来から聖なるものの象徴とされているようで、バチカン美術館のピーニャの庭にも大きな松ぼっくりのオブジェが設置されています。
人の松果体はこの松ぼっくりに似ているから松果体という名前がついています。
脳の真ん中にあって、松果体の機能についてはまだあまり詳しいことは分かっていませんが、現在分かっている主な機能はメラトニンというホルモンを分泌すること。
メラトニンは概日リズムをコントロールするホルモンで、日没後に分泌量が増えていきます。メラトニンの分泌量が増えると眠気が強くなり、睡眠に入ります。朝が来て、太陽の光を視交叉上核が感知するとメラトニンの分泌量が減り、目覚めます。起きてから14~16時間ぐらい経つとメラトニンが再び分泌されていきます。このように、メラトニンは太陽の光をもとに睡眠を調節しています。
夜、質の良い眠りに就くためには、朝のうちに程良い太陽の光を浴びることが大切と言われる所以です。
人間の身体も自然界のリズムと呼応しています。
活き活きと生きるには自然に対して自身の感覚を開いていくことが大切だと思います。
このブログはカウンセリングや心の悩みについて書くべきなのですが、心が悩みで覆いつくされてしまうのも、なんだか身体が元気が出ないのも、実は「自然欠乏症」とも深い関係があると思っているのですよ。
地球上の生き物は全て太陽の恩恵に依っています。
その太陽が一番エネルギーを増すこの季節、ほんの短い瞬間でもいいですから、太陽に想いをはせてみて下さいね。
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