いつもとちょっとだけ違う道を歩いてみませんか？

ここ何日か暖かい日が続いて、新宿御苑の中は様々な花が競うに咲き出しています。
今日のお花は日本庭園に咲いていたボケの花。
梅と桜の中間みたい、コロッとして可愛いですね。

御苑の中はずいぶん知り尽くしているような気がしていたけれど、ふと気づくと自分の歩くルートというのは無意識に同じようなルートになっているのだなぁと思います。

いつもとちょっと違う道に入ると、去年の今頃には見損なっていたお花がきれいに咲き誇っているのですよね。
その道はもう知っているつもりだったけど、そこを通ったのは違う季節の時で、こんなに可愛いボケの花が咲いているのを知りませんでした。
いえ、よく考えると去年の同じ頃にこの道を歩いていたと思います。
でも、自分の意識は何か他のものに注意を向けていたので、ボケのことは印象に残っていなかったのかもしれません。

今日は私がこの可愛いボケの花に見とれていると、すぐ近くで何も咲いてない地面にカメラを向けている人がいました。

何やってるんだろうと思って、その人のカメラの先に目をやると、小さなつくしがニョキニョキ生えていました。

人間とは（私とは）、習慣化する生き物、機械化する生き物なのですね～。

いつもいつも新しいことに直面してばかりだと人間の脳は疲れてしまうから、無意識に考えや行動を束ねて習慣化・オートメーション化していく。

それは効率的に生きる術ではあるけれど、機械的に考え、行動していると、だんだん生き生きとした実感が失われていきます。

何かを見ることも、聞くことも、食べることも、なんでも、記号的にただこなしているだけになってしまうと人生の厚み・深みに触れることがなくなっていきます。

そういう習慣化・機械化した生き方は、考え方の硬直化にもつながります。

機械化した生き方から新鮮さを取り戻すために、いつもとちょっとだけ違うことをしてみるのはいかがでしょうか？

たとえば、いつもの通勤のために歩く最寄りの駅までの道のりを、ちょっとだけいつもと違うルートで歩いてみる。br/>

まあ、朝は1分1秒でも節約したいでしょうから、帰り道でもいいかもしれませんね。

何か、新鮮な自分との出逢いがあるかもしれませんよ。

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