人と人が親密になる過程では必ずネガティブな気持ちが出てくるものです
連日、厳しい暑さが続きますね。
この暑さは「いのちにかかわる暑さ」という表現がされる程です。
そんな猛暑の中で元気に咲いているのは、新宿御苑前通りで見かけた「ムクゲ」です。
これから秋にかけて新しい花を次々と咲かせてくれます。
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さて、今、自分が関わっているあるプロジェクトがあって、そのリーダー役の人に対して私は不満を感じています。
そのプロジェクト自体にはとても興味があって関わり続けたいけれど、対人関係の軋轢がストレスになって、この先続けていっていいものかどうか分からない感じ。
そこで、ちょっと勇気を出して、グループの中で自分の正直な気持ち、つまり不満を表明してみました。
そしたら、あるメンバーから「男前だね、カッコイイ」と言われました。
そして、他のメンバーも似たような不満を感じていることが分かりました。
でもその人は自分の気持ちを押し殺すことが当たり前になっていて、自分だけが我慢すればいいんだとず~っと思っていたようです。
いつもとてもにこやかに笑っているけれど、ふっと素の表情になると、口がへの字に曲がっています。
人は、そういう素の表情の中に現れる筋肉の緊張や弛緩具合の中に本人も気がついていない気持ちが隠されています。
彼女はいつも身体のあちこちが痛いと言っています。
もしかしたらその痛みって口に出せない怒りなんじゃないかしら?
彼女は、本音を一度口に出したらきっと止まらなくなってしまって、その結果人間関係が破たんしてしまうのではないかと恐れています。
多くの人は同じように感じていると思います。
でも、最初の頃の社交辞令的な、予定調和的な会話からもっと親密になろうとすると、最初に出てくるのはたいていネガティブな気持ちです。
そういうネガティブな気持ちもしっかりと感じて、相手を責めるのではなく「私はこういう風に感じている」と「私」を主語にして伝えることをしていくと、お互いを少しずつ理解することができるようになり、少しずつ親密な関係を築いていくことができます。
もしもあなたが何か不満を感じていることがあったら、ちょっとだけ勇気を出して、自分の本当の気持ちを必要な人に表現してみてはいかがでしょうか?
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