恐怖と向き合ってみる
関東地方も梅雨入りして、ジメジメした季節が始まりました。
この季節、新宿御苑では、紫陽花の花がとても美しく咲いています。
先日いつものように新宿御苑を歩いていると、目を前をニョロニョロとヘビさんが横断して行きました。
私は生き物の中でヘビが一番苦手です。
昔だったらギョッとして一目散に逃げ出すか、身体が恐怖に凍り付いてしまっていたと思います。
でも、今は、できることならヘビに対する恐怖心を手放せたらいいなぁと思っているので、ただジッとヘビさんを眺めてみることにしました。
一人、暴露療法ですね💦
私が立ち止まってジッと見ていると、そこを通りかかった中年女性が「あら、ヘビ!私、初めて見たわ!」と言って写真を撮っていました。
恐怖にもいつくかの種類があります。
生命の危険に関わるレベルと、文化的社会的条件付けによって忌み嫌う対象にされてしまったもの。
ヘビも毒蛇というのもいますから、その場合は生命の危険があるから「戦うか逃げるか」した方がいいですね。
でも、毒のないヘビも、一般的に世界中でかなり忌み嫌われていますよね。
私が育った田舎ではヘビは日常でよく見かける存在で、しかも母親がヘビが大嫌いだったので、ヘビは恐怖の対象として私の脳裏にしっかり条件付けられました。
ヘビの写真を撮っていた女性は恐怖の条件付けがされていなかったのですね。
恐怖の対象がたくさんあると、生きている上でとてもストレスが増えます。
恐怖を感じる時、一番いい方法は恐怖の対象から逃げないで対峙してみること。
暗闇でニョロニョロとしているものが目に入ったら、そこに懐中電灯を当ててみれば、それはただのヒモだということが分かるかもしれません。
本当にヘビだったとしても、毒蛇でなければ怖がる必要はありません。
でも、そうは言っても無意識に条件づけられた感情を手放すのって一人ではなかなか大変です。
そういう時に、条件づけられていない、判断のないニュートラルな人と一緒にその恐怖の対象と対峙すると、少し安心して向き合えるものです。
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