問題がなくなるとき
5月に入って暑くなったり寒くなったり、不安定なお天気が続いてますね。
新宿御苑では3月末に満開だった桜の木に可愛い実がつき、色づいています。
お花が咲いてる時には人は「桜だ~」と意識しますが、お花が咲いてない時も桜は桜の木の生命を輝かせているのですよね。
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さて、人は自分にとって都合の悪いことがあると、何とかしようと頑張ります。
都合の悪いことほど、それが解決されなかったら大変なことになるという恐れの感情が強くなり、その恐れの強さに比例して頑張ります。
でも、頑張れば頑張るほど、自分の期待した結果とはかけ離れてしまうことも稀ではありません。
「もういい、どうにでもなれ」と開き直ったときに、事が急に好転し始めたという話を何度か聞いたことがあるはずです。
「しよう、しよう」という自我が働かなくなるからです。
人は苦しいから問題を解決「しよう」とします。
実は苦しいのは、問題を解決しようとしているからなのです。
今、自分の心の観察日記をつけてみれば、10年後にその日記を読み返したときに、「自分はこんなことで悩んでいたのか!」
と驚くかもしれません。
ですから「問題は解決なんかしなくて良いのだ」と思えれば、とても楽な人生になります。
そうなれば、問題を解決するのではなく、「問題」自体が消えていきます。
心の変容のパラドックスです。
問題のように見えている今の状態を、一度良い・悪いの判断を脇に置いて、少し距離を置いた位置から、ただ眺めてみてください。
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