涙活

1月に入って寒い日が多いので、このところ新宿御苑散歩もなかなか儘なりません。
でもカウンセリング・センターの前の通りは御苑と隣接していて車の通行量も少なくとても静かなので、この道を歩くだけでもなんとなく気分は良いです。
この辺りには可愛いカフェやレストランもたくさんあるので、お気に入りの場所を見つけてみて下さい。
今日の写真はここから御苑の大木戸門方面へ2~3分歩いたところにあるイタリアン・レストランの脇に咲いてたチューリップです。
黄色は太陽を象徴するようで、暖かな、元気な気持ちになりますね。

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さて、あなたが最後に泣いたのはいつですか?

「涙活」っていう言葉を私はつい2日前に初めて聞きました

調べてみたら、なんとウィキペディアにも載っているので驚きました。

涙活(るいかつ)とは意識的に泣くことでストレス解消を図る活動のことである。寺井広樹によって考案、提唱された言葉である。
涙を流すことにより、人間の自律神経は緊張や興奮を促す交感神経が優位な状態から、リラックスや安静を促す副交感神経が優位な状態に切り替わる。涙活は、この仕組みを利用したストレス解消法とされている。
ストレス解消に効果があるのは、悲しみや感動などによる情動の涙。なお目を潤すための基礎分泌の涙や、タマネギを切った際に出る角膜保護の涙には、ストレス解消効果はない。(ウィキペディアより)

カウンセリングの場面ではクライアントさんが涙を流すことは稀ではありません。

そのためにカウンセリング・ルームの備品としてティッシュ・ボックスは必須です。

目の前の人が涙を流している時、日常の中では周りの人はオロイロしてしまいがちですが、カウンセラーとしては心の解放の徴として大切に見守ります。

私が過去に、とある外国人セラピストのセッションを受けた時に思わず涙を流したら、
“Thank you for your tears.”(あなたの涙をありがとう)と言われました。

その言葉で、「ああ、泣いていいんだ」と思え、なんて良い言葉なんだろうと思いました。

日本語で「涙をありがとう」っていうと、どうもしっくりきませんが、心の中ではそんな気持ちでいることは多いです。

日頃の生活では涙って歓迎されませんよね。
特に、男性は、「男は泣いてはいけない」という文化的な縛りがあるから大変です。

悲しくても泣くのを我慢することを続けると、悲しいと感じること自体なくなってしまいます。

心が、感情が麻痺してしまうんですね。

運動しないと筋肉が退化してしまうように、心の活動も、ちゃんと感じてあげないと訛ってしまいます。

そんな中で、ついに「涙活」なるものが登場し、「涙」は「笑い」よりも健康のために良いなんて謳われて、定期的に涙を流すイベントを行うってすごい時代になったなと思います。

健康のためには、ただの生理的な涙なくて、悲しみや感動などによる情動の涙を流すことが必要とのこと。

カウンセリングは最高の「涙活」かもしれません。

カウンセリングの最初の頃は、悲しみの涙がほとんどですが、そのうち感動の涙に変わってきます。

最初のうちは言ってみれば、ドロドロした涙だったものが、段々、サラサラした涙に変わってきます。

こういう仕事をしていると、「辛い人の話を聴いていて自分が辛くなりませんか?」と訊かれることがありますが、全然辛くはなりません。
それは、出てくるものは全て善いものと思っているからです。

あなたもカウンセリングで最高の涙活してみませんか?

もちろんカウンセリングで常に泣く必要は全くなくて、必要な洞察を得て問題が解決したり、成長したりすることも大いにありますよ。

でも、最近ストレスが溜まって仕方ないと感じている方は、カウンセリングで自分の中の不要になったエネルギーを解放してみて下さいね。

お問合せ先
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◇新宿御苑前カウンセリング・センター
〒160-0022東京都新宿区新宿2丁目1-2 白鳥ビル4階(受付2階)
三田こころの健康クリニック新宿内
TEL : 03-4405-6948
Mail: counselingroom@reengagement.org
http://counseling-sinjyuku.jp/

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