健全な自己への愛を育てましょう

明けましておめでとうございます。
今年初の新宿御苑のお花は水仙です。
水仙って冬の一番寒い時期に凛とした姿を見せてくれて、人の芯の強さを呼び覚ましてくれるような気がします。

さて、水仙の花言葉は「自己愛」。
ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスが水面に映る自らの姿に恋をしたというエピソードから、自己愛は、「ナルシシズム」とも言われて、自分自身を愛して、「自己陶酔」や「うぬぼれ」といった意味で使われることが多いですね。

それが昂じると自己愛性パーソナリティー障害なんてことになってしまいますが、健全な形での自己への愛を育てることは、人生を豊かに生きていくために最も大切なことだと思います。

言葉の定義は難しいのですが、自尊心といったらいいでしょうか?

自尊心は自分を尊敬する心と書きますね。

自分自身に対して敬意を払う、自分自身を大切な存在として扱う。

最近出てきた言葉でいうと「セルフ・コンパッション」とか。

この場合の自分というのは、善悪に関わらない、ありのままの自分です。

社会的な価値観によって評価される前の、自分という存在そのものを認めること。

どんな良いことをした自分も、どんな悪い(と一般的に判断される)ことをした自分でも等しく、「よし」と認める。

わたしはここにいていい。

この世界にわたしの居場所がある。

そういう、根源的な安心感という土台の上に、自分の人生を積み上げていけるといいなと思います。

健全な形での自分への愛がきちんと育つと、それは自然に他者への愛へと成長していくものです。

お問合せ先
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◇新宿御苑前カウンセリング・センター
〒160-0022東京都新宿区新宿2丁目1-2 白鳥ビル4階(受付2階)
三田こころの健康クリニック新宿内
TEL : 03-4405-6948
Mail: counselingroom@reengagement.org
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