英ヘンリー王子の告白
こんにちは。
今日は朝のうちはどんよりと重い雲に覆われていましたが、昼近くから晴れ間も出て、今日の新宿御苑は八重桜も終わり、本格的な新緑の季節となってきました。
今日、新宿御苑の年間パスポートを買ってみましたが、いきなり入口裏で証明カード用の写真を撮られてしまって驚きました。
さて、先日、英国のヘンリー王子が母親であるダイアナ妃の死後、長い間自分の感情をすべて押し殺して生きてきたというとても苦しい胸の内をメディアの前で告白したというニュースが流れました。
兄ウィリアム王子の勧めで28歳の頃より何年かカウンセリングを受け、少しずつ心の重荷を下ろしていったそうです。
これまで英国王室のメンバーが自身の精神状態に語ったことはなかったそうで、世界中で話題となりました。
ダイアナ妃が事故で亡くなったのは20年前、ヘンリー王子がもっとも多感な12歳の時でした。
突然の母親の死は王子にとってそれはそれはショックだったでしょうが、ダイアナ妃は結婚当初から精神的に不安定で摂食障害やリストカットなどもあったと一部で報道されており、事故死の前年には離婚という大きな出来事もあったことから、王子は母の死以前から、幼少期からずっと母親の苦しみや哀しみと接しており、母に対する安定した愛着を感じられずにとても苦しい思いを抱えてきたのではないでしょうか。
王子が自らのことを告白したのは、王子自身と兄のウィリアム王子、そしてウィリアム王子の妻キャサリン妃の3人が立ち上げた慈善事業「ヘッズ・トゥギャザー」を推進するためだったということです。
王子たちは自らが苦しんだ経験を昇華させて、人々がもっと気軽に自分の感情について話し、相談できる環境を作ることを目指す活動をされているのです。
英国王室という人々の注目の的である人たちがこういったメンタルヘルスの活動をされていることは社会的に大きな影響を及ぼすことと思います。
日本でも同じように、正直な気持ちを分かち合い、心の重荷を気軽に下せる場所が増えるといいですね。
心の苦しみは一人で抱えるとどんどん大きくなってしまいますが、ありのままの気持ちを人に話し、それがそのまま判断や批判をされずに受け止められると本当に軽くなります。
そして心の苦しみはそれときちんと向き合うと、ただ苦しみが軽くなるというだけではなくて、人間的な成長や、新しい自分との出会いや、慈しみの心の深まりなど、とても大きな変容を遂げます。
これを読まれている方で、苦しい気持ちを一人で抱えていらっしゃる方がいらしたら、ちょっと勇気を出してカウンセリングを受けてみませんか?
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